地震雲の目撃情報が集まる掲示板

> はぇ〜…すっごい

ひまわり8号の性能はすごいだろ？

「地震雲の形あれこれ」には、「地震雲かも？」とされる様々な形が紹介されている

その答え合わせをする方法として真っ先に思い浮かぶのは、その後の地震の発生状況を付き合わせることだが、地震が発生した場合、本当にその雲が地震雲だったと言えるのか、原因は無関係なのにたまたまタイミングが一致しただけなのか、の検討は容易ではない（検討抜きに、安易に前者と判断されがちな点に要注意）

それ以外にも、その雲が三次元的にどのような形状をしているかや、この雲がどこで誕生し、どのように風に流されてきたか、を確認することで地震前兆とは無関係に発生したと答え合わせできる場合がある

そのためには、一昔前なら同時複数地点あるいは同じ場所からの時間経過の連続観測情報を寄せ集める必要があり、その素材集めにこの掲示板の役割が期待されたが、オレの知る限りそのような「集合知」を活用した研究事例はなかった

その状況が一転し、集合知を使わなくとも誰もが簡単に答え合わせができるようになったのは、撮影頻度と解像度が抜群に向上した【ひまわり8号】
https://www.data.jma.go.jp/mscweb/ja/info/spsg_ahi.html
が運用開始した2015年7月7日から

オレが今回紹介したような答え合わせは、ひまわり6号/7号の性能では無理だった

このような素晴らしい時代になってはや2年半、この掲示板には、地震雲かも？とされる雲の写真が多数投稿されているが、地震雲研究者諸氏から、これらに対する、ひまわり8号画像による答え合わせが紹介された事例はこれまた皆無、今後の取り組みに期待したい

（ひまわり画像は過去分も全て閲覧できるから、これからの事例だけでなく、過去の目立った地震前後や、過去の波状雲の投稿時、の衛星画像も確認できる）