地震雲の目撃情報が集まる掲示板

> 見分け方あれば教わりたいです。
> お願いします

すでに皆さんが指摘しておられるように、一枚の写真だけから

・「地面と水平に横たわった」飛行機雲
・「地面から垂直に立ち上がった」竜巻状雲

を区別することは容易ではありません。

例えば、この写真に写っているオレンジ色の雲
http:/
/yakushimajiji.at.webry.info/200702/article_26.html
は、一見すれば「地面から垂直に立ち上がった」ように見えますが、実は「地面と水平に横たわって」います。

これを区別できる方法はあります。

それは時間経過を置いて複数の写真を撮って形や位置の変化を見ることです。
飛行機雲は観察者の目から10,000m程度以上離れた非常に遠い場所に浮かんでいるため、目で見る限り、ほとんど静止したように錯覚しますが、同じ場所に留まって数分間隔で３〜４枚の写真を撮って比べてみると、風に流されて「位置」や「角度」が変わることが判ります。そして、ポイントとして、太くなったり、消えて行ったりすることがあっても、「直線」を崩すことはほどんどないはずです。これは、飛行機雲が発生するような上層では、風が一枚の板のようにムラなく吹いているからです。

上に紹介したブログの写真の場合、最初の三枚をよく見比べると、少しずつ傾いてゆくように見えますが、これは北から南に吹く風に流されていることを示します。

我々の頭上の「空」はひとつしかないように見えますが、実際には、温度や湿度の異なる目に見えない層がミルフィーユのように何枚も重なり合っていて、それぞれの層で異なる向きの風が吹いています。従って「垂直に立ち上がった雲」の場合は、たちまち形が崩れてしまいます。例えばこういう具合です。
http:/
/www.flickr.c
om/photos/leebennett/sets/72157615342214244/

>>10635 オロナインさん

> この板の右に、地震雲の参考資料…【たつ巻形地震雲】に記載されています。
> これが間違いでしたら、この板の管○人さんにご連絡下さい。

「竜巻形地震雲は形を変えず同じ場所に長時間留まるのが特徴」というのはご指摘の資料にもありますし、その筋では有名な判別方法として広まっているようですが、実はこれは誰も確認したことがなく、誰が言いだしたかも判らない「都市伝説」程度のものであり、「正しい」か「間違い」かを議論する以前の状態にあるのが実態です。

また、ご紹介頂いた、この掲示板状の解説には以下の注意書きが添えられていますが、その部分抜きに内容だけが独り歩きしていることにも気をつけておく必要があります。

“地震雲に関する情報は研究中のものですので、正しい情報ではない可能性があります。”

“地震雲の解説として一般的に言われているものです。
地震雲の研究・検証はまだまだ不十分であり、誤った記述もあるかもしれません。”