地震雲の目撃情報が集まる掲示板

> 北西から南東へ、空を横断するように朝焼けのような大きな長い雲が。面積が広く、空気に色がついたような異様な感じです。何枚か撮りましたので、別途投稿します。

川崎の日出時刻：4時26分
撮影時刻：4時22分50秒

・・・を踏まえると「朝焼けのような」でなく朝焼けそのものと考えられる

朝焼けや夕焼けの美しい赤色が、どんな理屈で生成されるか、そのメカニズムへの正しい理解から始めることをおすすめしたい

大気圏内を通過する太陽光線は、大気中に浮遊する微粒子によって散乱されるが、その影響の出方は、微粒子の粒径によって二種類ある

粒径が光の波長より大きい場合、雲や霧、霞のように白く濁る
これをミー散乱と呼ぶ

粒径が光の波長より小さい場合、波長の短い青い光が多く散乱されやすいため直進しにくく、波長の長い赤い光は散乱されにくいため直進しやすい
これをレイリー散乱と呼ぶ

朝焼けや夕焼けとは、レイリー散乱によって生まれた赤い光が、スクリーンの役割となる雲を照らす現象のことだ

夕焼けや朝焼けの赤みが強くなる、とは、レイリー散乱の効果が強く発揮されるということだから、これが起きる条件は

1)粒子の数が多い（密度が高い）場合
2)太陽光線が大気圏内を通過する距離が長くなる（＝太陽の地平高度が低い）場合

の２通りある

また、ピンク色に見えるのは、スクリーンの役となる雲が薄いため、その背後の青空の色と混ざり合うため

地震前兆により夕焼けのピンクが強くなるという仮説は、地震前兆の何かが大気圏内に1)の粒子が増す、という仮説を前提にしているが、1)は人間の経済活動や気象要因によって大きくブレるし、2)の少し違いも大きなブレを生む
つまり、地震とは無関係のブレ要因が非常に大きいという前提があり、それぞれのブレ要因を分離できない限り、防災目的には決して使えない

以下に紹介するWebサイトには、見事な夕焼けの数々が紹介されているが、これらはいずれも地震前兆とは無縁

美しい景色【夕焼けの画像】一覧
https://goo.gl/eHVigW

【泣きたい時に】綺麗すぎる夕陽の画像まとめ
https://goo.gl/jbTAeP

思わず息をのむほどの美麗さ、世界中で撮られた夕焼けや朝焼けの写真30枚
https://goo.gl/rlbCNV

さすがロード・オブ・ザ・リングのロケ地。4Kで見るニュージーランド
https://goo.gl/Nx2vZu
（動画の47秒付近。こちらは朝焼だが、原理は夕焼けと全く同じ）