地震雲の目撃情報が集まる掲示板

> 22日の午前中太陽の周りに虹で

既知の大気光学現象で【内暈】という

仮に、地震前兆が内暈を発生させる可能性があるとしたところで、そもそも内暈は１ヶ月の間に何度も、つまり普段から頻繁に発生する前提があるため、これで地震予知するのは不可能、という結論は自動的に導かれる

> 昨日の夕方も地震雲らしきものが見えていたので、

・地震雲らしきものが見えた地域が大地震に襲われなかった空振りが大半
・大地震の大半が、地震雲らしきものを伴わず突然来た

という過去の実績を踏まえると、地震雲らしきものの有無で警戒レベルを上下することに合理性がない

> 大きい地震でも来るのですかね？
> 怖いです

といった闇雲な恐怖に支配される原因は、以下の防災対策を整えていないから、だったりしないかセルフチェックされたし

・日常備蓄の開始
・非常用持ち出し袋の用意
・大切な物をまとめておく
・部屋の安全を確認する
・※家具類の転倒防止をする
・※家屋の耐震化チェック（必要に応じて耐震化工事）をする
・避難先を確認する
・家族会議を開く
・災害情報サービスに登録する
・地域の防火防災訓練に参加する

これらの具体的内容は「東京防災」というガイドブック
　　https://goo.gl/CvKbm7
　　プロローグ ＞ 表紙・目次・今やろうマーク
のP12/13に「今やろう10の防災アクション」として紹介されている

これらを実際に済ませておけば、「来るなら来い」といった安心感が得られる
それは気分的なものではなく、実際に起こった際の安全確保に直結する実体を伴っている

特に「死なないため」に重要なのは、※印の2つ

熊本地震による直接の死者は50人、その７割強の37人は家屋の倒壊で亡くなったし、先日の大阪の地震でも死者5名のうち、3名は家具の転倒や棚からの落下物で亡くなっているが、いずれも普段のうちから※印の2つを済ませておけば、地震予知に頼らなくても確実に救われた命だ

不条理な形で命を奪われた方々の無念さに想いを馳せると、通常時の事前対策にこそ力を入れるべきとオレは考える

私事で恐縮だが、年老いた両親は、先日の大阪の地震で震度６弱〜５強に襲われた地域に住んでいる
かつて帰省した際、家具の転倒防止を完璧に済ませておいたため、当日朝しばらく安否確認できなかった時間帯でもこの点だけは安心していられた

この体験を通じて得た気づきは、本人だけでなく遠隔地の家族や知人の安心感、という間接的な効果もあることだ（参考までに、実家の被害は、その効果もあってか、数分程度で復旧できる程度の棚から落下と食器の破損、都市ガスのマイコンメーターの自動遮断のみ）

> 怖いです

ちなみに、過去に地震雲が確認された事例は皆無、という事実はご存知だろうか？

怖れるべきは、普段から「正しい判断を下す」ことへの関心が薄かったり、習慣のない人が、怪しげな都市伝説やネット上のウワサを鵜呑みにして不適切な行動をとってしまうことで、今回の大阪の地震でもいくつかのデマがSNSで拡散してしまった

デマ拡散の原因として「不注意な善意」というキーワードを頭の片隅にでも、、、