地震雲の目撃情報が集まる掲示板

想像力を膨らませて、雲の形がアレにみえる、コレにみえる、といった見立て遊びは、幼少の頃からおなじみだ

この掲示板や世間のごく一部では、
・遠く離れた雲の底や天辺（これらが真っ直ぐ揃うのは、ごく普通のこと）
・スパっと真っ直ぐに切れた雲の端（高積雲や巻積雲では、珍しくない）
を「断層」に見立てて「断層雲」と称する見立て遊びが都市伝説的に流行しているようだ

地震雲とは
「ふだんの発生頻度よりも、地震前の方が発生頻度が高くなる雲」
のことだが、過去、頻度の比較、という観点からの検証／研究事例はひとつもない

なお、投稿いただいた写真と同時刻に撮影されたひまわり８号の衛星写真
https://goo.gl/7G38Y2

と見比べてみる（さらにPC画面下の左右端の「<」「>」を押して2分30秒ごとにコマ送り）と、その正体の見当がつく場合もあるので参考まで

> すみません

気にしないくていい
謝る必要などないから

> 最近やばいなと感じ過ぎたのかな

被害クラスの地震は、ある日突然、何の前触れもなく発生する
その前提で、いつ発生しても被害を最小限に抑えられるような事前準備を整えておくことが大切だ

> なんせ昨日の雲が不気味だったので、

雲の見た目の不気味さは、それが地震雲かどうかと全く関係がない
地震前兆の影響なしに気象要因のみで形成される雲の中に、不気味さを感じさせるものが何種類も知られている

> 中央構造線かトラフ沿いに平行してる様ですね？

それらと平行しているか否か、は、それが地震雲かどうかの判定材料にはならない

> 大丈夫でしょうか？

地震に対する防災対策は、二階建ての構造となっているが、その区別はできているだろうか？

■　一階部分
24時間365日いつでもどこでも突然起きる可能性に向けた警戒／対策
生活に負担のかからないレベルであり、地震予知や地震予測の有無に関わらず日々怠らない前提
その具体的内容は「東京防災」というガイドブック
　　https://goo.gl/CvKbm7
　　プロローグ ＞ 表紙・目次・今やろうマーク
のP12/13に「今やろう10の防災アクション」として紹介されている

■　二階部分
今後数日、自分の住む地域が震災に遭う可能性が高まった時だけの警戒／対策
ここ一番の時しか発動できない、生活に不便を来す「積み増し」レベル

地震予知や地震予測は、もともと一階部分の対策がぬかりない前提のもと、さらに二階部分の「積み増し」を発動するかどうかの判断材料だ

日本に暮らす人はみな、もし一階部分の対策すら不十分なら、雲の姿形とは関係なく、直ちにかつ継続的に一階部分の対策を発動すべきだが、貴殿はその準備は済んでいるだろうか

そして、今日投稿してくれた写真のような雲であれば、二階部分の「積み増し」を発動する根拠にはならない