地震雲の目撃情報が集まる掲示板

想像力を膨らませて、雲の形がアレにみえる、コレにみえる、といった見立て遊びは、幼少の頃からおなじみだ

この掲示板や世間のごく一部では、
・遠く離れた雲の底や天辺（これらが真っ直ぐ揃うのは、ごく普通のこと）
・スパっと真っ直ぐに切れた雲の端（高積雲や巻積雲では、珍しくない）
を「断層」に見立てて「断層雲」と称する見立て遊びが都市伝説的に流行しているようだ

地震雲とは
「ふだんの発生頻度よりも、地震前の方が発生頻度が高くなる雲」
のことだが、過去、頻度の比較、という観点からの検証／研究事例はひとつもない

> 生まれて初めて見ました。

これまでの観察経験が浅かっただけのこと
その証拠に、この掲示板には同じような投稿事例がたくさん蓄積されている

> 地震雲の前兆かは、数週間以内には判断の参考になるかなと思います。

過去に、誤った検証方法で「的中」と誤判定された事例は少なくないが、こうした雲で地震を予測できたり、参考になった事例は過去にひとつもない、という現実を正しく理解しておく必要があるだろう

日本は地震大国だから、あてずっぽうで予測めいたことを口走っても、ある程度の確率で必ず的中する、という前提がある
さらに、予測の三要素（いつ、どこで、どんな規模）をユルユルのガバガバに広げて設定することで、見かけの的中率はより高まるというからくりもある

「偶然が的中させる確率よりも高い確率での的中」であることを示しているかどうか

これが世間の自称「地震雲研究家」を見極めるポイントとなる