地震雲の目撃情報が集まる掲示板

> これはただの表現なんじゃ無いの？

この写真に写っている雲の方は、オレも尾流雲だと思う

> > 飛行機が墜落したように急降下している雲

の方は写真がないそうなので、なんとも言えないが、
「前兆証言1519!」大阪市立大学理学部長　弘原海 清　編著／東京出版
という、その方面には有名な本
https://www.amazon.co.jp/dp/4924644498/
の表紙を飾る、兵庫県南部地震の前日1995年1月16日に撮影された写真がよく知られている

この写真について、本文中で以下２回登場する

P42：「証言297.」として、紙面の下半分全体を使って同じ写真が載っている

P85：証言297として以下の記述がある（全文引用）
=================
297. 1月16日午後4時過ぎ、
明石方面で、奇妙な竜巻のような雲を見た。
　　　　　　　　　　(神戸市灘区・主婦)
　地震の前日1月16日午後4時過ぎ、明
石方面で発生したものと思われる雲(また
は竜巻)を見た。あまりに不思議な雲でし
た。
=================

P42の写真をよく見て、光の当たり方や影の出方を調べてみると、問題の雲は竜巻のように立っているのではなく、水平に寝そべっていることと、日没後に撮影していること、の２つが読み取れる

したがって、選択肢のひとつとして、飛行機雲の可能性を想定しておく必要がある

また、この季節のこの時間帯のこの方角の空を見慣れた者なら、飛行機雲がこのように見えることを熟知しているため「あまりに不思議な雲」などと表現することは決してない
（参考：https://youtu.be/4KQ27PxEev4）

さらに、その日の神戸の日没時刻は17:12であり、午後4時の太陽はまだ12.2度の高さにあることから、問題の写真の撮影時刻が16時過ぎというのは間違いか改ざんかどちらかということになる

あらかじめ故人に対する非礼を断っておくが、他にも、この書籍全体には杜撰な点や、煽り立てるかのようなコピ−が溢れており、公立大学の理学部長という立派な肩書きから大きくかけ離れた内容となっているので、興味のある方は実際に手にされると良いだろう