地震雲の目撃情報が集まる掲示板

ｒakudaさん

> 周囲の雲が流れているのにコレだけ
> 形状を保っていた時間が長いように感じた

「地震雲は形を変えず同じ場所に長時間留まるのが特徴」というのは、その筋では有名な判別方法として広まっているようですが、実はこれは誰も確認したことがなく、誰が言いだしたかも判らない「都市伝説」程度のものであり、「正しい」か「間違い」かを議論する以前の状態にあるのが実態です。

一方、飛行機雲は高度10,000m前後に浮かんでおり、この写真の角度でご覧になったのであれば、ｒakudaさんの位置からだと水平距離はさらにそれ以上離れた非常に遠い地点に浮かんでいるため、目で見ただけだと、ほとんど静止したように錯覚しますが、同じ場所に留まって数分間隔で３〜４枚の写真を撮って比べてみると、風に流されて少しずつ「位置」や「角度」が変わることが判ります。

我々の頭上の「空」はひとつしかないように見えますが、実際には、温度や湿度の異なる目に見えない層がミルフィーユのように何枚も重なり合っていて、それぞれの層で異なる向きの風が吹いています。「周囲の雲が流れている」と観察されたのは、もっと低空の、観察者から近い距離に浮かぶ雲だった可能性が高いです。