地震雲の目撃情報が集まる掲示板

群馬県富岡市付近で発生していた積乱雲（かなとこ雲）が、日没後、急速に力を失って分解しつつあるところをご覧になったものです。

>>25608 ☆Aさん

> 積乱雲とはモクモクした様な雲ですよね。入道雲ですよね？それとは違う雲なのです。

積乱雲は、初期にはご指摘のように上昇気流に乗ってモクモクと成長してゆきますが、その高度が成層圏（＝対流圏の限界）に達すると、それ以上は上昇できなくなるため、成層圏との境界に沿って水平になびくようになります。これを金属加工に使う「金床」になぞらえて「かなとこ雲」と称します。
https://goo.gl/n7XN8j

私も今日の夕方この雲を川崎〜横浜から眺めていました。

見はじめたのは17時半頃からでしたが、すでに「かなとこ雲」の形になっていました。その後日没にかけて積乱雲は徐々に力を失って、日没後はだんだん形を崩してゆきましたね。

☆Aさん

積乱雲はご存知でしょうか？

天気予報で、
・ゲリラ的集中豪雨
・雷雨
・竜巻や突風
の原因として警戒呼びかけの対象となるのが、今回「大きな塊の」と表現された雲の正体です。

次回同じような雲を見かけられたら、Tepco（東京電力）のWEBサイトで、地図上に雨雲レーダーや降雨量を図示したページがありますので、そこを開けばどこらへんに発生した積乱雲か、を知ることができます（今回は群馬県富岡市付近でした）。

地震雲は、そもそも実在するか否かすら不明であり、今後きちんとした調査が待たれるものですが、積乱雲は我々の身の危険に直結しうることが知られた雲です。

雲に対して関心を抱かれたのであれば、誰が言い出したかわからないあやしげな話に踊らされる前に、すでに判っている、雲に対する正しい知識（特に積乱雲など危険な雲）を身につけるのが順序ではないでしょうか。

> こんなに真っ直ぐV字に割れてる雲、初めて見ました
> 念のため注意して下さい。

これは、半薄明光線と呼ばれる現象で、その正体は、群馬県富岡市付近に発生していた積乱雲の影法師が何十kmにもわたって東南東の方向に伸びたものです。

この現象は、何らかの別現象の前兆ではありません。

＊＊＊2015.7.26 訂正＊＊＊

誤）半薄明光線
正）反薄明光線