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Re: 福岡に来ています。

  • NO.37854
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  • 2016年11月24日23:22
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ならば、

> 地震と発光現象の関係は岩石の歪みに貯まる電荷が原因とか、ならば溜まる電荷の量に応じた電磁波も当然出るはず。
> この電磁波で大気が暖められたのではないかと思っています。

についてツッコミを入れることにする

1)岩石の歪みと電荷の放出

岩石に歪みが蓄積されるだけでは電荷は発生しない
電荷が発生するのは岩石にかかる圧力が変化する瞬間だけ
これを圧電効果と呼ぶ(ピエゾ効果とも)

カセットコンロやライターの点火機構を思い出すといい
力を加えて溜めてゆく最中には電荷は発生しない
電荷が発生するのは、最後の最後に力が解放される時に「カチッ」と火花が飛ぶ、あの瞬間だけだ

地震に当てはめて言えば、地震が発生して岩盤が割れたりずれ動く瞬間だけ
もちろん前兆段階の「微かなヒビ割れ」でも発生するが、地震本番の破壊時に比べると、電荷の発生量が何ケタも少ないことはいうまでもない

圧電効果は、圧力が変化する瞬間しか発生しないから、これを一定時間一定の強さで継続させるためには、カセットコンロやライターの「カチッ」を途切れることなく繰り返す必要がある
つまり「岩盤が割れたりずれ動く」地震発生状態がずっと安定的に継続している必要がある

2)大気が温まる原理

普段の大気が温まる原理は、太陽光線が直接温めるからではない
電磁波は大気で吸収されることなく、ほぼ素通りしてしまうからだ

太陽光線(火山地帯では地熱も)によって、地表が温められる
地表からの放射によって地表付近の空気が温められ、それが上昇することで、
100mで0.6℃というおなじみの気温減率が生まれる

****

1)2)を総合的に考えると、岩石の歪みや割れによって大気を温める以前に、地面を温めること自体、到底不可能なことが理解できるだろう

> 私の敬愛するアインシュタインは妄想から相対性理論を生み出した。

デタラメの思いつきを口にして舞い上がるニセ科学者に共通するのは、研究の初期に奇人変人扱いされ笑い者にされた過去の偉大な科学者と自分を重ね合わせることだ

研究の端緒となったヒラメキの自由度や奇抜さにおいて両者はほぼ同格という認識までは正しい

雲泥の違いに分かれるのはその先だ

過去の偉大な科学者は、主観と思い込みを排除して基本原理と客観的な事実の積み上げのみで、ある現象に対して破綻も飛躍もなしに説明することに成功した

一方、ニセ科学者は、思い込みの上に思い込みを積み重ね、本来丁寧な仕事で埋めなければならない穴を勝手な思い込みで埋める、という乱暴な主観のみで理論が構築できてしまうため、その中には基本原理や客観的な事実の入り込む余地が一切ない

> 私は同じ類いの者で有りたいと日々願っています。

そう願うなら、急がば回れで「電磁波」「電荷」「圧電効果」とは何か、とか「大気はどのようにして温まるか」といった基本のマスターは避けられないだろう

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