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Re^6: 北海道地震の前日夕方の雲
- NO.50567
- グニチ◆sVlWzWwXK5zw
0NTJjOTVhNT-PC - 2018年09月15日11:43
- 編集・削除
> このスレッドや掲示板と話がずれてしまうのですが、、グニチさんが気象関係にもお詳しそうなのでお聞きしたいことが、
以下に書いたことは、「気象」「地震」の各論に入る前に、物事の捉え方として誰もが理解しておくべき基本的な考え方で、もしこれら各論に踏み込んだ対話がご希望なら、急がば回れで、まずは互いが以下の共通認識を持った後から、とさせていただきたい
> 最近のこちらの掲示板の書き込みでとても気になるものがありまして、落雷(雷雨)や積乱雲と地震の関係はどのようにお考えですか?(内容が気象や雲に関するものなのか地震前兆に関するものなのかの判断もできておりません。)
「現象Aの発生を拾って、その後の現象Bの発生を予測」という文脈での「関係」なら、その答えは以下1)〜3)の3通りある
「現象B発生前の現象Aの発生頻度」
「普段の現象Aの発生頻度」
を比較した結果、
1)両者に有意差があれば「関係あり」の可能性が高い
2)両者に有意差がなければ「関係なし」の可能性が高い
もうひとつ、データ不足により比較不能、あるいは、怠慢により比較未実施ならば
3)関係についていえることは何もない
貴殿が紹介してくれたケースが1)〜3)のどれにあてはまるか、オレに尋ねるまでもないだろう
これが「関係」の正しい意味であり、貴殿の質問の場合、現象Bに地震、現象Aに落雷(雷雨)や積乱雲があてはまるが、あてはめる中身を何に置き換えても使える普遍的な考え方でもある
> 過去の例だと関東大震災前や阪神大震災前はそれぞれ8月9月に落雷が多かったとの記録があるので知っておりました。
注目パターンである「現象Aの発生後、現象Bが発生した」の過去事例を数多く収集して示せたところで、「普段の発生頻度と比較」してないなら、導かれる結論は「3)関係についていえることは何もない」以外ない
> 千葉の例だと東日本大震災の年の5月辺りに落雷(雷雨)が結構あったのを覚えています。(例年とは時期外れだったので)
> 今年も初夏からそれなりに落雷はあったのですが、記録的暑さの影響だろうとしっかり記録を取っていませんでした。
貴殿の申告からも読み取れるが、人には「多かった」という印象が強く記憶に残る心理特性があって、これが公正中立な傾向分析を妨げてしまい、実際には存在しない傾向があるような思い込みを誘導してしまうことが知られている
これをジンクスという
手間暇をかけることができる人の場合は、普段からきちんと記録に残したり、WEB公開されている過去データがからきちんと拾って比較すべきだろう
だが、ほとんどの人は、それだけの手間暇をかけられないから、「どちらともいえない」という中立的立場の維持や、自分はジンクスやネットで流れる「それらしい話」に振り回されないぞ、と言い聞かせるなどして強く意識することが欠かせない
> (今月の落雷自体は9月8日以降発生しておりません、10日夜に短時間での大雨がありましたが)
このさき貴殿は、紹介した「手間暇をかけて白黒つける」「手間暇をかけず中立的立場を維持」のどちらの道を選択するのだろう
> 太陽からの電磁波供給や気温とは別に地殻変動による電磁波の発生や地熱の上昇などについての因果関係を述べられた文章もありますよね。
関心を向けるべき対象は、文章の有無でなく、その文章の中身の確かさ
この分野のこの手の文章には、「各キーワードの互いの関連について解明済みなら互いを結びつける」という正しい手続きを踏んで書かれたものと、「解明済/未解明におかまいなしに、自分の想像力でキーワードを勝手に継ぎはぎする」という手法で書かれたSF小説的な文章の2通りがある
また、「因果関係」とは、確認された事実のみから導かれるべき概念だが、この分野では、往往にして、飛躍や想像による穴埋めだけで因果関係という言葉を安易に振り回す人も多いので、そういった視点で懐疑的に眺める習慣を持つことも必要だろう
こちらは横からお邪魔するが、貴殿のコメント
> 地震を発生させるエネルギーが何らかの影響でそのエネルギーを発散したとすれば、その放出は他の何かに影響を与えることになります。
だが、書いてもらったキーワード「発散」や「放出」とは、そのタイミングが、
・地震に先立つ前兆現象のことか、
・地震そのもののことか、
どちらのことを言ってるのかを、読者は読み取ることができない(よもや、貴殿はそこを平気でごちゃ混ぜにできるうっかりさんである、と読み取るのが正解、でないと願いたい)
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