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回答:波状雲は地震雲ではない

  • NO.34895
  • Dark-Window◆zTctg3ZRlkMIiNDMzZmNiNG-iPhone
  • 2016年09月15日00:39
  • 編集・削除
地震雲 No.34895

「波状雲は地震雲ではない」との見解について、説明を求められていたので回答する

ここ数日の荒れたスレッドに回答してもただ埋もれるだけなので、やむなく場を新規スレッドに改めて回答させていただくこととしたのは、得手勝手な判断ではあるが、ここ数日の荒れようを汲んでお察しの上、ご容赦願いたい

また、勝手ついでにもう一つお願いをさせていただく

このスレッド内にオレが書いた内容に対する、内容を伴った疑問や反論は歓迎するが、うざぃだの、長いだの、他でやれだの、ダークはけしからんだの嫌いだの、内容に関わらず当てはまるような「汎用的ヤジ」はご遠慮願うことにする

そのようなヤジが書き込まれた場合、一旦このスレッドを削除し、再び同じ内容で新規スレッドとして立て直すことに決めたので、オレに対する嫌がらせとして何ら機能しない代わりに、皆様からの貴重な返信が失われるだけと理解いただければ幸いだ

前置きが長くなったが本題に入る

以下の指摘や質問に対して回答する

>>34808
> 波状雲を地震雲ではない、などと断定し続けていたダーク

>>34522
> > 「地震雲か?」と早とちりされやすい典型的な代表選手「波状雲」
> > ただそれだけのありふれた気象現象
> > 気象や雲の知識のない者からは不思議がられ、・・・理由もなく地震雲扱いされてきた
>
>   Dark-Poor、根拠を書いてやれよw

この掲示板によく投稿される「波状」の雲の例として、オレが2015年12月31日に静岡県上空の飛行機から撮影した写真を貼っておく

この掲示板に掲げられた「地震雲の種類」を阪神氏が>>34808に貼り付けてくれたが、この中でオレが紹介した「波状」の雲に似ているのは「波紋形地震雲」あたりだろうか

つまり「波状」の雲の正体として、少なくとも以下2種類の可能性が考えられる

1) 波紋形地震雲
2) 波状雲

互いの違いを簡単に説明する

1) 「波紋形地震雲」とは、言うまでもなく阪神氏が貼り付けてくれた資料に紹介されているものだ
2) 「波状雲」とは、地震雲という後発の新概念が提唱されるはるか以前から気象要因のみで発生するメカニズムが知られていて、海外の地震がない地域でも見られる雲のことだから、地震雲ではない

ここに貼ったオレ自身が撮影した写真や、過去にオレがコメントした投稿写真に写っていた「波状」の雲の正体が1)波紋形地震雲なのか2)波状雲なのか、オレには判断がつかないから、その判定に踏み込みんだことは一度もない

上から目線な嫌な言い方になることあらかじめ詫びておくが、オレは1)波紋形地震雲の可能性しか思い浮かばなかった投稿者が、その考えに至った理由は「2)波状雲の存在を知る機会に恵まれなかったせい」だったことが不憫でならない

そこで、オレがこれまでコピペで使いまわした定型文を改めて読み直してみると、阪神氏が指摘してくれた通り、世の中には1)波紋形地震雲だけでなく、2)波状雲の選択肢も存在する事実を紹介したかったオレの意図とは別に、

・オレがその写真の正体を2)波状雲と判定した
・オレは2)波状雲の存在を知らない投稿者をバカにした

ように読み取れる言い回しだったことについて反省する

1)波紋形地震雲か2)波状雲かの判定は容易でないというのがオレの主張だが、それと同じくらい「1)と2)を同格に扱うべきでない」という正しい知識についてもきちんと伝えておきたい

なぜなら、これは地震雲に関心のある全ての者が共有しなければならない重要な前提だからだ

この話に入る前に、10数行の脱線をお許しいただきたい

サンショウウオという両生類は今世紀になってもまだ日本国内での新種発見が相次いでいる

その例として、2013年4月「ツクバハコネサンショウウオ」
https://archive.fo/gLbC2

2014年6月「タダミハコネサンショウウオ」
https://goo.gl/mgYtgH

紹介記事にある通り、新種発見の認定に至るプロセスに共通するのは、そのために必要となる「在来種との違い」を示す材料を揃えるべく徹底的かつ丹念な調査が実施されたことがあげられる

新種認定の真髄は、「今まで自分が見たことがないから」や「自分がそう信じるから」といった主観でなく「過去の先人によって定められたどの種とも違う」といった類似の在来種との比較行為から導かれることがポイントだ

温故知新という四字熟語にも表される通り、在来種に対する十分な理解なしに新種発見は決してありえないというとだ

脱線はここまでとして、再び地震雲の話に戻る

新概念である1)「波紋形地震雲」はどんな経緯で提唱されたのだろうか?
提唱した人物は、在来種というべき2)「波状雲」とどのくらい比較して差異を見出したのだろうか?

その答えは、この分類を提唱した上出孝之氏の25年間のノウハウが開示された書籍「分かりやすい地震雲の本」から読み取れるが、驚くべきことに、氏は地震雲に対して四半世紀も取り組みながら、在来種である「波状雲」のみならず、気象学や雲の基本中の基本である「10種雲形」に関する知識が全くなかったことがわかる

先ほど紹介したサンショウウオの例から推測できる通り、在来種に対する理解なくして新種の概念は成立しない

ただし、だからと言って1)波紋形地震雲の存在を否定するほどオレは偏狭ではない
こう見えても、オレはツチノコやネッシーやキジムナーなどのUMAの存在を願う、自称ロマンチストだが、それと同じくらい地震雲が存在することも願っている

といえども、1)波紋形地震雲の存在を提唱する立場の者には、従来種である2)波状雲を正しく理解した上で、両者の違いを突き止める努力をしてもらわなければ困るし、そこをウヤムヤにすることをよしとする考え方には賛成できない

あいにく現時点では、その努力の様子が伺えない以上、ありのままの事実として「過去に1)波紋形地震雲の存在を肯定できる材料が示されたことがない」と述べる以外ない

さて、そろそろ長くなってきたのでこの辺にしておこう

「今後、地震雲を肯定する立場の者が向き合わなければならないこと」をおさらいしてこのスレッドの結びとする

例えば「波紋形地震雲」という仮説を提唱するなら、それと類似した定説レベルの在来種「波状雲」についてある程度は学んだ上で、それとどう違うのか、過去の定説にどんな誤りや見落としがあったか、といったアプローチが効果的だし近道でもある

「波紋形地震雲」という仮説を提唱しながら、それと類似した定説レベルの在来種「波状雲」を全く知らない、というアンバランスの先には、決して一切の成果は生まれない


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