地震雲の目撃情報が集まる掲示板

> 埼玉県　上尾で　竜巻というか、突風が吹きましたね。
> なんというか　その渦巻き雲、それと関係ありませんかね？( ゜A゜ )

厳密に言えば関係がないわけではなく、はるか時空を隔てた先に両者の接点があると言えばある
しかし実用面から言えば、この写真の雲から昨晩の災害を予測することはできない
（のん氏が投稿してくれた写真に写っている渦巻きを連想させる雲と、昨晩の突風をもたらした積雲（かなとこ雲）とは、由来が異なる全く別物）

参考までに、昨晩の突風をもたらした積雲（かなとこ雲）が成長する様子は、以下のひまわり８号のコマ撮り画像から伺える
https://goo.gl/7jpmjk
（画面右下の[>]をクリックすれば、2分30秒ごとにコマが進んでゆく）
17:15頃、群馬県高崎市付近で積乱雲が発達しながら東に流れてゆき
17:35頃、発達の頂点が成層圏まで達して、これ以上上昇できない頭打ちとなったため水平方向に拡がり始める（ここから「かなとこ雲」となる）頃、再び群馬県高崎市付近で別の積乱雲が発達を始める
18:00頃、ふたつの積乱雲（かなとこ雲）の中心部が、埼玉県にさしかかってくる

ひまわり８号のこのコマ送り画像は約20分後には上で紹介したWEBサイトで閲覧可能となる

すでに2015年から、このような「積乱雲とかなとこ雲の急激な発達」を、ほぼリアルタイムに近いタイムラグで上空から確認できるツールを我々一般庶民が利用できる時代になっている

今回の衛星画像が意味するのは、その雲の真下では、今まさに
・ゲリラ豪雨
・雷
・突風や竜巻
という災害の発生する危険が非常に高い、ということだ

未だかつて誰も確認したことのない地震雲を恐れるのも結構だが、積乱雲やかなとこ雲によってこれらの災害が発生することは既知となっているから、その方面の知識も高めることが、自分の身を救うことになる