地震雲の目撃情報が集まる掲示板

> 再度の返信ありがとうございます。

こんにちは。こちらこそ再度の返信ありがとうございます。このように興味を持って返信いただけると、多くの方に飛行機雲の現実をお知らせするいい機会となります。飛行機雲を理解し、他の雲と区別できるようになれば、少しでも本物の地震雲に近づける可能性がでてくると思います。

> かなりの低空、轟音なし、ほぼ同高度で飛行機雲の幅もほぼ同一、十字を切るような航跡、それらが10数分の間隔で上記条件で複数機が飛行したと。安全上の問題もありますでしょうが
> 飛行機雲であるであろうと認識します。
> 初めて見ました。後日この時刻、同一気象条件ならば、また同じような折り重なった飛行機雲が見られるのですね。

実は一般の航空機（旅客機や貨物機）は、我々が思っている以上にたくさん飛んでいます。数十分間隔どころではなく、数分間隔や中には高度や位置が少し違うだけで、同じような場所を飛んでいる機体さえあります。それでもちゃんとコントロールされていて、安全上に問題はありません。
貼り付けた参考図は、ジュウシカラさんが撮影した5:31頃の飛行機の運行状況です。青や紫の航跡は、例えばこんな飛行機が飛んでいます・・・ということで、もしかすると ジュウシカラさんの写真に写っている飛行機雲を作った機体かもしれません。
参考サイト：【flightradar24】　https://goo.gl/Rxpzsr
↑コチラを見ていただけると、我々の頭の上を、どのような飛行機がどんな高さや速さで運行しているか解ります。

また飛行機雲は、高度が5,000m前後以上の高さで発生します。ですので『かなりの低空、轟音なし、・・・』ではなく、広がった雲が錯覚によって低く見え、音に関しても高度が高いため、観察者の位置の気象や環境の条件によって聞こえないこともある・・・というのが本当のところだと思います。

ここ数日、九州地方で【飛行機雲乱舞】になっていますが、このような状況は、注意深く空を見上げていれば、年に数日程度目撃することができます。条件は、1日〜3日後くらいに天気が崩れてくる予報で、上空5,000m〜10,000m程度の空気の層 全てに水蒸気が多く含まれ、晴れか薄雲が掛かっているような天気・・・ということになります。
このような空になると、同じような折り重なった飛行機雲を見る事が出来ると思います。
そして飛行機雲の変化や変形は、多彩で、

参考blog↓飛行機雲 参考【雲三昧】さん
https://goo.gl/kQSRGA
（全9ページ60枚弱の写真 全て参考になります）

参考↓過去ログ：いろんな飛行機雲
https://goo.gl/rt2W4E

↑のように、時には芸術作品か？と思えるような形になることもあります。

長文になりましたが、私の三十数年の経験から、地震雲と言われネット中に貼られている画像や動画の多くは、飛行機雲を誤認したものと言えます。しかし、今でも本物の地震雲を探している者として、飛行機雲の見極めを理解していただくことに力を注ぐことは、自分の使命かも知れないと思っています。