地震雲の目撃情報が集まる掲示板

> 高積雲のひとつとされる雲にも思うけど

遠すぎて雲の表情の細かいところが伺えないため確かなことは言えないが、層積雲の可能性も想定しておくべきだろう

> 高積雲って主に秋に発生しやすいらしくこれが出ると翌日は雨が降るとのこと。

おいおい、どこで聞きかじったか知らないが、そんな風に話を中途半端にはしょってしまうから、全くのデタラメになってしまっているじゃないか

> 逆の条件でも発生するとは高積雲は不思議ちゃんですね

上で述べた通り、そもそもその条件とやらを誤解しているから確かな説明を読み直したほうがいい

> 逆に何を根拠に地震雲ではないと言い張るのかもわからないんだよなあ。

オレはそんなことは一言も言ってないが、そのように受け取るヤツらを数多く見てきた
オレが今まで言ってきた３つの要点をおさらいしておく

・地震雲とは「地震前になると、普段より発生頻度が高くなる雲」であって、その見た目が「変な雲、珍しい雲、禍々しい雲だから地震雲」といった誤った基準で判定されるものではない

・なぜなら、見た目が「変な雲、珍しい雲、禍々しい雲」のほとんどは、地震雲という新しい仮説が登場するよりずっ以前から雲の図鑑の中にすでに「変じゃない雲」として収録されているからだ

・高積雲や層積雲や飛行機雲の可能性が高そうな雲を見た時、その正体として地震雲しか思いつかない、というのは知識の不足や偏在を物語っており、「地震雲の可能性を留保しつつ、高積雲や層積雲や飛行機雲の可能性も想定する」のが正しいアプローチである

> そもそも高積雲とうろこ雲(地震雲と呼ばれる)の違いもわからないわけで。一緒だと言いたいところだろうけど一方では違う意見もある。

この見解については、まさに我が意を得たりだ
高積雲と地震雲は、区別できるのか、区別できないのか、地震雲の研究家諸氏が取り組むべき課題はそこのはずだ
ところがこれまでオレが見てきた限り、地震雲の研究家は、高積雲に対する知識すら持たない連中ばかりだった

> 実際に地震があれば地震雲とされるし本当のところなんてわからないんだよね。

仮説に当てはまった事例のみ取り上げる、
仮説に当てはまらなかった事例はなかったことにする、
そんなバイアスのかかった不適切な検証方法を使い続けるかぎり、事実は永遠に闇の中だ
（適切な検証方法とは、仮説に当てはまった事例も、当てはまらなかった事例も同じ重み付けをして集計して「地震前になると、普段より発生頻度が高くなる雲」という観点で調べることだ）

> ただ自分は両方の見解を知った上で実際のところはわからないと位置づけた。

オレの地震雲に対する位置付けも、貴殿のそれ↑と全く同じだ。

> だけど「自分が正しいあんたが間違い！」「地震雲なんていうのはレベルが低い」の言い回しはなんで？って思うんだ。多様な考えがあってもいいじゃない。何をどう思うかは人それぞれ。

そのように誤解される原因はオレにもあるが、その要約はオレが言ってきたことからズレている

１＋１＝２とは、自分がどうこう、あんたがどうこうではなく、揺るぎのない「正」だ
１＋１＝０だったり１＋１＝３だったり、といった「多様な考えがあってもいいじゃない。何をどう思うかは人それぞれ。」は決して許容されないだろう？オレが不遜にも「正しい」「間違い」と断じてきた対象は、主観によるブレが入り込む余地のないそのようなテーマだけに限定してきたはずだ

オレが「レベルが低い」と指摘した対象は、雲の観察を志す者でありながら、雲の観察方法や気象学の基礎を学んだり、雲の観察には不可欠な錯覚の除去といった基本中の基本の大切さに気づけない残念な者のことであって「地震雲」そのものではない