地震雲の目撃情報が集まる掲示板

観測された波状雲・帯状雲の方向は、どのようでしょうか。

地震雲と呼ばれる帯状雲の発生メカニズムは以下のとおりです。
プレートの圧縮応力により地殻は圧電素子と同様に僅かな電圧を発生します。その圧電電圧は極小さなものですが、その発生する領域は圧縮歪みを発生している南海トラフのプレートエッジに沿って帯状に広範囲にわたります。
この地殻歪電圧に伴い大気の電離状態も帯状に分布し、大気中の水分分布も帯状に粗密になります。これがプレートの圧縮応力により波状雲・帯状雲の発生するメカニズムです。
従って、波状雲・帯状雲が観測されるとプレートの圧縮応力による地殻歪電圧が相当大きくなっていることが分かります。
そして、地殻がこの応力に耐え切れなくなるほど大きな歪みとなった時、断層がズレて地震が発生します。これが地震雲の観測から数日後〜二週間後の間に地震が発生する確率が高いとされる所以です。
従って、九州地方の地殻の変動方向と歪みの方向と、観測された帯状雲の方向の関係が重要になります。
NHKスペシャル 巨大災害 MEGA DISASTER (2016年4月3日)で、
九州地方の地殻変動の様子が解説されています。