その他の前兆現象

「地震雲」の目撃情報をお寄せ下さい

No.25375へ返信

はじめて投稿される場合は、こちらのご利用ガイドをお読み下さい。
スマートフォンからご利用の方で、画像投稿が上手くいかない方はこちらの方法をお試しください。

投稿フォーム
画像ファイル

返信対象の記事

Re^2: 飛行機雲と地震雲の関係性

  • NO.25375
  • Bright-Door◆aXr/5DVWQEdEiNWI2NzhiZW-PC
  • 2015年07月12日19:54
  • 編集・削除

はまちゃんさん

> ユーチューブで箱の中に地震が起きるときと同じような電磁波を当てる実験があるんですが、それがまたなんとも不思議なんです。何もない箱の中に地震雲と呼ばれている雲ができるんです。ユーチューブで「地震と地震雲の関係」と調べるとでますよ。

ここや隣の掲示板で、繰り返し何度も紹介されたことのある有名なTV番組ですね。

この実験は「1989/10/17ロマプリータ地震(M7.1)の2週間、1週間、3日前に記録されたのと同じ電磁波」を発生させると、「2005/7/23千葉県北西部地震(M6.0)の2週間、1週間、3日前にそれぞれ撮影されたものと同じ形状の雲が発生する」という再現実験を装っているため、当時だまされた人が多かったのですが、実験の内容は、以下に説明するように地震前兆が放出する電磁波と雲の関係には結びつかない「すり替え実験」です。

今なおだまされ続けている人や、「検証」「解明済」「科学的」などと本気で紹介する方が後を絶たないのは残念なことです。

この番組の中で雲(あるいは湯気?)を発生させた実験の問題をたとえて言えば、「夜の星明かりで日焼けが起きるかを調べるために太陽光線を使った」、「食塩の危険性を示すために食べものの代わりに食塩だけをたくさん食べさせた」、「水の危険性を示すために水を無理やり何リットルも飲ませる実験で被検体が死亡した」のと同じすりかえが行われたことです。つまり「強度を無視」し、実際よりもはるかに強い電磁波エネルギーを照射している点に大きな問題があります。仮にこの強度の電磁波が空の雲に届くよう、途中の減衰分を加味して地表からエネルギーを照射させようとすれば、我々全員黒こげまたは蒸発してしまうことでしょう。

以下のポイントを中心にもう一度見直してみるとその意味が判ると思います。

【ポイント1】この動画の2:29に表示される論文の原文は以下のURLで参照できます。
http:ee.stanford.edu/~acfs/LomaPrietaPaper.pdf
この最後のページのFig. 3. のグラフが、2:45あたりで表示されるグラフの元です。縦軸の値は、nT/√Hzという見慣れない単位ですが、原文によると、×0.0855でnT(ナノテスラ)という「磁束密度(=ほぼ、磁力)」の単位に換算できるとのことです。そこで、このグラフの最大値50を換算してみると約4nTという値になりますが、方位磁針でおなじみの地磁気は24,000 - 66,000 nTというレベルですので、地磁気の1/10,000程度ということになります。また、太陽放射の影響により、一日周期で100nT近く変動しますので、4nTというのが、いかに微弱なレベルであるか、というイメージがわくと思います。

【ポイント2】4:00で「電磁波の強さをミニチュアスケールに換算して発生させる」と説明していますので、もともと微弱な4nTをさらに弱めて発生させるべきところですが、その直後に「ただしこの実験では、非常に強い電磁波の照射が必要」と正反対に飛躍してしまいます。また、4:10で「電極の先端を地中に埋め自然界の状況に近づける」と説明しますが、自然界での震源は数〜数十キロという地殻の深い場所であるにもかかわらず、土をうっすらとかけているだけです。

【ポイント3】東京都立産業技術研究所の施設を借り切って、の壮大な電磁波の照射実験ですが、なぜか5万ボルトの高エネルギーを、この小さな霧箱の中に照射しています。

【ポイント4】高エネルギーの照射により、電極のすぐ近くにだけ雲(霧)状のもの(または湯気?)が発生したのは事実ですが、それが数千メートル上空にうかぶ雲の形成とどんな関係があるのか、には一切触れられていません。

この実験を「捏造」と表現される方もおられますが、なかったことをあったかのように偽装している訳ではありませんので、どちらかと言えば、強度や距離といったスケールを無視した「すり替え実験」と呼んだほうが、より正確ではないでしょうか。

投稿について

内容に書き込むと良いこと

雲を目撃した時間、地域や方角などを情報として書き込むと、とても有益な情報となります。
さらに天候などの状況を書き込むと、気象性の雲との判別に役立ちます。

もちろん必須ではありません。把握できる範囲で、お気軽にご投稿下さい。

  1. 目撃した時間
  2. 目撃した地域や場所
  3. 雲が見えた方角
  4. 天候(天気・気温・湿度など)
  5. その他、お気づきの事

今日の前兆報告数

こちらのフォームから地震雲や、地震の前兆現象の報告をすることできます。地震前兆の調査として、毎日の報告数の増減を記録しておりますのでご協力よろしくお願い致します。

東日本

西日本